「文章がうまくなりたい!」通信 Vol.4

2018年08月7日|category:News 

「文章がうまくなりたい!」通信Vol.4は、
河上伸男先生の「ぶんごころセミナー(4)」をおとどけします。

Vol.3に続き、レビューの手ほどきの4回目です。
はじめて見たり読んだりしたときには、気づかなかった作り手の想いが、
見直したり読み直したりすると、「そういうことだったのか!」と思わず膝をたたくことも…。
レビューを書くことで、作品を何倍も楽しめるのです。

ぶんごころセミナー(4)

レビューの手ほどき その4「あちらから」

風にふくらむカーテンの揺れ。
居酒屋でやりとりするとっくりの形。
公園のそばの薄ぼんやりした街灯の光加減。
なにげないシーンにも作り手の想いがこめられています。
作品のなかに、息のかかってない部分なんて一切ありません。
その作り手の想いをさぐるには、こちらからだけでなく
あちら(作品の内側)からも見つめるのです。

「上司の、周りのひとびとを踏み台にする
その生き方が許せなくて、ついに辞表を出した
……そんな主人公に感動した。」

こちらからでは、胸のすくような感動を覚えたシーン。
でも、あちらからよく見てみると
辞表を出す主人公の目のアップに哀しみがあるのに気づく。

「上司と、同じことをいつかしそうな自分の弱さに気がついて、ついに辞表を出した
……そんな主人公に感動した。」

と、そのシーンにこめられていた狙いを知ることで、さらなる感動が味わえることもあるのです。
あちらからもさぐってみると、作り手の鮮やかな狙いを受けとるかもしれません。
作り手の想いとあなたの想いが向きあっている
そんなレビューって、おもしろそう。
        (河上伸男先生の本『ぶんごころ』より抜粋)

『ぶんごころ』は、書店では1,706円税込ですが、事務局では1,500円税込の特別価格で買えます。

||