「文章がうまくなりたい!」通信 Vol.6

2018年09月25日|category:News 

「文章がうまくなりたい!」通信Vol.6は、
河上伸男先生の「ぶんごころセミナー(6)」です。

今回は、ルポ手ほどきの1回目「連れていく」です。
ルポとは、実際にその場所に行ってその風景の中を歩き、その街角や、その店や、その人に、触れ合えたからこそ感じた「ステキ」を読む人に伝える文章です。
あなたの書いた文章で読む人を連れていって、その風景を見せてあげてください。
どんなに遠くても、ひとっ飛び! 

ぶんごころセミナー(6)

読みたいな、あなたのルポ

ピリッと気持ちがひきしまる所。
来るたびにココロがやすらぐ景色。
前から気になっていたお店。
……その場であなたが感じた魅力をそこへ行ったことのないひとにも、感じさせてあげる文章、それがルポです。

触れあえた優しいひとびと。
なごませてくれたできごと。
現地で見つけた、とっておきのステキに、ここち良くつつまれたあなたに気づくかも。

ルポの手ほどき その1「連れていく」

ルポを読むひとは、そのルポに参加したいのです。
過去の体験談を読まされるより、それはずっと楽しいから。

 「門を入ると、広さ二坪ほどの池がある。
   体長三十センチ位の鯉が数十匹飼われていた」

これを、体験談ではなくその場に参加できるように書くと、

 「門を入ると、池だ。大きさは二坪位か……
   あっ鯉がいる。三十センチ位のが何匹も泳いでいる」

と、読むひとはその臨場感を味わえる、これがルポの魅力的です。

 「最初は何も見えないほどの暗さだったが
   やがて目が慣れてきたので、
   奥から主人がこちらを見ているのがわかった」

これも、読むひとがその場に参加できるように書くと、

 「まっ暗、何も見えない。 
   ああ、少しずつ目が慣れてきた。
   誰か、奥にいる。この店の主人かな?」

すると空気感を感じる、こんなルポに魅きこまれるのです。
読むひとがルポに望んでいるのは、そこへワタシを連れてって! です。

        (河上伸男先生の本『ぶんごころ』より抜粋)

『ぶんごころ』は、書店では1,706円税込ですが、事務局では1,500円税込の特別価格で買えます。

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