「文章がうまくなりたい!」通信 Vol.10

2019年01月18日|category:News 

「文章がうまくなりたい!」通信Vol.10は、河上伸男先生の「ぶんごころセミナー(10)」です。

Vol.9に続き、ルポの手ほどきの5回目「ワンチャンス」です。
誰が書いても同じはつまらない。
あなたにしか書けないルポが読みたいのです。

ぶんごころセミナー(10)

ルポ手ほどき その5「ワンチャンス」

現地の顔つきは、雨と晴れで変わる。
雨の日だから、出会えるひとがいます。
晴れの日だから、出くわすできごとがあります。
その天気のときのルポに意味があるのです。

現地に行くあなたも、他のひととは違う。
そこから見わたす目の高さも、
出会ったひとへの当たり方も、
なにかをふと見つける感度も。
あなたが行くからルポに個性が生まれるのです。

現地で待っているのは、あなたとの一期一会。
だから、行きあたりばったりだとせっかくのまたとない出会いを、見過ごしてしまいがち。
そこへ行けばわかる程度のことに、感心してしまいがち。
その結果、なんだか中身の浅いルポになってしまいがち。
しっかりと下調べをしたあなたが、現地で驚いたりナルホドと関心したりすることで、
たのしくて中身の深いルポになるのです。

おおまかな地図は頭に入れ、気になる場所などを下調べした取材ノートをつくっておく。
すると現地に立ったとき、その様子をたしかめるだけでなく、
もう一歩ふみこんだ取材をすることができます。
下調べと現地の印象が、違うなと感じたら、そこを深めたルポを書くチャンスかも知れません。

すべての一期一会を活かす、それがルポです。

      (河上伸男先生の本『ぶんごころ』より抜粋)

『ぶんごころ』は、書店では1,706円税込ですが、事務局では1,500円税込の特別価格で買えます。

||