「文章がうまくなりたい!」通信 Vol.17

2019年12月18日|category:News 

「文章がうまくなりたい!」通信Vol.17は、河上伸男先生の「ぶんごころセミナー(17)」です。

今回は、エッセイの手ほどきの2回目「読みたくなる」です。
読みたくなるエッセイって、どんなことが書いてあるの?

ぶんごころセミナー(17)

エッセイの手ほどき その2「読みたくなる」

「意外」なこと。「知らなかった」こと。
「ステキ」なこと。「ホッとする」こと。
「役に立つ」こと。「おもしろい」こと。
そんな内容のエッセイだと、読みたくなる。
たとえば、旅のエッセイがよく読まれるのは、
その土地のありさまやできごとや食べ物などについて「意外」「知らなかった」ことが多いからだと思うのです。

なにもなさそうに見える町なのに、「ステキ」「ホッとする」優しい時間が流れている。
根気ばかりがいる仕事に見えるのに、「役に立つ」「おもしろい」と感じてしまう瞬間がある。
こんなギャップがあると、つい読んでしまいますよね。

住んでいる町のことを書こうとして、むかしは良かった的な思い出話になってしまう……
得意だった仕事のことを書こうとして、あまりにも専門的すぎて自慢話になってしまう……
そうならないよう、書きあげたらしばらく放っておく。

書いたときの想いや考えをできるだけ冷ましたら、一行ずつ読むひとの気持ちになって読みます。
わかりにくいかなあ、ここは余計かなあ、とすこしでも感じたら、読みたくなるように内容を書き直すのです。

読みたくなるものがエッセイです。
「たのしめたよ、この話」
そのひと言を聞きたくて書くのがエッセイです。

       (河上伸男先生の本『ぶんごころ』より抜粋)

『ぶんごころ』は、書店では1,706円税込ですが、事務局では1,500円税込の特別価格で買えます。

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