連載:大迫先生が薦める「不要不急のセレクト7」⑪

2020年05月18日|category:News 

第11回:編集者・ライターをめざす方へのエッセンス本(1)

学びの日常をとりもどすまで,もう少し。
教室再開に向けて,みなさんの役に立ちそうな本,刺激になりそうな本を3回に分けて紹介します。
まずは,編集,校正,デザインをテーマにしたセレクト7。

稲泉連「『本をつくる』という仕事」

 書体,製本,校閲ほか,本造りを支える現場を精力取材。
 ライター志望者には,ルポ・取材術の参考にもなりましょう。

工藤強勝監修「デザイン解体新書」

 2006年刊ですが,書体選びから造本まで,抜かりない入門書。
 装丁なら,鈴木成一さんの「装丁を語る。」をぜひ。

毎日新聞社・校閲グループ「校閲記者の目」

 朝日の類書より,紙面事例が豊富。誤植の指摘にとどまらず,
 記事原稿の基本,記号の使い分けなどもカバーされてます。 

福井健策「改訂版・著作権とは何か」

 安易なマル・バツを求めると,もどかしさを感じるでしょうが,
 著作権の「考え方」をしっかり学べます。第一人者。

正木香子「本を読む人のための書体」

 こんな愛らしい,プチ変態な「書体ソムリエ本」に嵌まると,
 月刊MdNに手を出し,絶対フォント感を身につけたくなります。

三島邦弘「パルプ・ノンフィクション」

 特別授業でお招きしたミシマ社の若き代表者・編集者の新刊。
 奮闘,格闘,苦闘されてます。密かにエネルギーを頂いてます。

森博嗣 「作家の収支」

 最後は,変わりダネ。印税の仕組みからご自身の高額収入まで,
 つまびらかに。日垣隆さんの「売文生活」も同系です。
※ついでに。講談社校閲室「日本語の正しい表記と用語の辞典」は手元に置きたい1冊。書籍の編集者・ライターが対象の用字辞典で,ずっとお世話になってます。記者志望の方は,共同通信「記者ハンドブック」も良いでしょう。DTPでは,ミルキィ・イソベ「組む。」に時々お世話になっています。

 以上,参考にしてくださいね。

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